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INTERVIEW

丁寧なサポートが、継続と成果へ繋がる

岡山済生会総合病院
専門:糖尿病内科
診療部長
患者サポートセンター長
糖尿病センター副センター長
退院調整チームリーダー

2025.07.10

利根先生お写真

岡山済生会総合病院の肥満症外来では、持続可能な肥満症治療を目指し、
シンクヘルスを活用した
**重層的・包括的なサポート体制「BRASH-APPプログラム」** を展開しています。
※「BRASH-APPプログラム」について詳しく知りたい方はこちら

肥満症の治療において、GLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1受容体作動薬の処方は重要な選択肢の一つですが、当院ではその前に食事指導を中心とした生活習慣への介入が不可欠だと考えています。
そして、この生活習慣への取組みにおいて最も重要なのが、患者さんの記録の継続率です。

ヒトとAIのハイブリッド支援で、記録の継続率98%を実現

一般的に、健康アプリは導入当初は興味を持たれるものの、残念ながら約8割の患者さんが途中で利用を止めてしまうという課題があります。そこでBRASH-APPプログラムでは、この離脱を防ぐため、医療スタッフとAIによるハイブリッドサポートに注力しています。

患者さんがシンクヘルスアプリに記録した内容に対し、単なるデータ確認に留まらず、医療スタッフが個別メッセージでフィードバックを送ります。この個別対応は、患者さんのモチベーション維持に絶大な効果を発揮しており、現在98%という驚異的なアプリ継続率を達成しています。

スタッフの負担軽減と質の高いメッセージング

医療スタッフのメッセージ作成負担を軽減するため、当院ではシンクヘルスAI分析の力を活用しています。AIがメッセージの「たたき台」を作成することで、スタッフは患者さんの記録内容に合わせた、よりパーソナルで質の高いメッセージを効率的に送ることができます。

メッセージ作成においては、「記録を継続していることへの感謝」「前向きな言葉がけ」を常に意識しています。また、アプリがあくまで自己管理をサポートするためのツールであり、決して監視ツールではないという姿勢を患者さんにも一貫してお伝えするよう努めています。

丁寧なサポートが、継続と成果へ繋がる

私たちは、「丁寧なサポートがあるからこそ患者さんは記録を継続でき、その継続こそが最終的に良い治療成果に繋がる」と信じています。シンクヘルスと医療スタッフによる密な連携が、患者さんの肥満症治療を力強く支え、治療意欲の維持と持続可能なヘルスプロモーション大きく貢献しています。

施設紹介

岡山済生会総合病院
〒700-8511 岡山県岡山市北区国体町2-25

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